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半世紀以上にわたって市民に愛され、日本の彫刻界をリードする「UBEビエンナーレ」

半世紀以上にわたって市民に愛され、日本の彫刻界をリードする「UBEビエンナーレ」
夏から秋にかけて全国各地で開催されるアートフェステイバル。それぞれの地域の個性や歴史などにフォーカスして、その場でしか体験できないものとなっています。もちろん、そこにはアートだからこそできる表現や批評性という軸がしっかりとあります。各芸術祭のテーマや注目のアーティストなど、見どころや魅力をごくごくかんたんにご紹介します!やはり、実際に足を運んで楽しむのがいちばんです。ENJOY! ART FESTIVAL!
UBEビエンナーレとは?

緑と花と彫刻のまちとして知られる山口県宇部市で、2017年10月1日から11月26日まで開催される「第27回 UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」。

「UBEビエンナーレ」の歴史は、50年以上にもわたって続いています。戦後の復興期、宇部市ではまちの美化と心の潤いを目指す「緑化運動」と「花いっぱい運動」が展開されるなかで、自然と人間との接点としてまちに彫刻を置こうという「宇部を彫刻で飾る運動」が市民運動として広がり、1961年に大規模な彫刻展「宇部市野外彫刻展」として開催されたのがそのはじまりです。以来、名称を変えながらも、2年に一度のビエンナーレ方式により開催を続けてきました。

向井良吉《蟻の城》(photo:yamamoto yousuke)

向井良吉《蟻の城》(photo:yamamoto yousuke)

現在、「UBEビエンナーレ」を通して築き上げてきた野外彫刻コレクションは約200点!ときわ公園を中心に、さまざまな公共空間に設置され、市内広域に広がる”巨大な美術館”として楽しむことができるのが魅力です。膨大なコレクションからは、戦後日本の社会情勢、そして思想の変遷を反映してきた野外彫刻半世紀の歴史を感じることができます。

日本の彫刻界をリード&新進作家の登竜門
この「UBEビエンナーレ」には、これまで数多くの著名な彫刻家が名を連ねています。柳原義達さん、佐藤忠良さん、舟越保武さんなどの具象彫刻の大家が参加する一方で、新しい彫刻の方向性を探る、若い作家を積極的に取り上げることを主眼としています。第5回展(1973年)からは公募部門が創設され、「新人作家の登竜門」としての性格が明確に打ち出されました。

ここからは、後にさまざまな美術賞を受ける作家や、日本だけでなく、海外を拠点に活動する彫刻家も多く輩出しています。同時に、画家、版画家、工芸家、建築家、デザイナーなどの参加もあり、それぞれの視点からの彫刻の可能性が追求されました。日本の彫刻家の層を厚くすることに貢献しているのも、「UBEビエンナーレ」の特徴のひとつといえます。

第27回となる今回は、2016年秋に開催した一次審査(模型作品審査)で、29か国277点の応募作品の中から選ばれた18点の実物制作指定作品は、約10倍のスケールに拡大制作され、見て、触れて、楽しむことのできる野外彫刻となってときわ公園にやって来ます。実物作品18点と入選模型作品40点を公開する展覧会を開催後、受賞上位2作品は、市街地や公園などに設置される予定とのことです。

会場
「ときわ公園」は、面積約100ヘクタールにおよぶ常盤湖を中心に広がる緑と花と彫刻に彩られた総合公園で、山口県初の「登録記念物(名勝地関係)」に登録されています。

広大な園内は四季折々の自然美に彩られ、「日本の都市公園100選」や「さくら名所100選」、しょうぶ苑が「池坊花逍遥100選」にも選ばれています。先述のように、半世紀を超えるコンクールの受賞作品など約200点の彫刻作品を常設展示されていて、豊かな自然とアートが調和した美しい景観を堪能できます。また、「ときわ遊園地」「ときわ動物園」などもあり、宇部市民にとっての憩いと学びの場所と言えそうです。

たべ・けんぞう《Re-Creation 》(photo:yamamoto yousuke)

たべ・けんぞう《Re-Creation》(photo:yamamoto yousuke)

注目のアーティスト/プログラム
「UBEビエンナーレ」は公募展としての側面を持っているので、“注目”を挙げるのは難しいので、一次審査を通過した実物制作指定作品18点の作家をエントリー順に列挙しておきます(敬称略)。どの作家が上位入賞者になるかを予想しながら観るのも良いかも知れません。

ナカイデタケヒコ、ハンス・ショール、北川太郎、武田克史、村中保彦、金景暋、藤島明範、首藤晃、土井宏二、熊谷文秀、土屋昌義、増野智紀、伊藤嘉英、安藤泉、佐藤慈男、神山豊、石上和弘、岡田健太郎

また、7月25日~8月25日の期間中は、設置・制作作業を見学することが可能。耐震・耐風圧のための補強や運搬の問題など、いくつもの苦労を乗り越えて制作された野外彫刻の設置作業は、大型の重機を用いたダイナミックなものや、作家による地道な作業を伴うものなど、その制作方法はさまざま。夏真っ盛りのきびしい条件のなか真摯に作品と向き合う作家たち、作業の様子を見守る市民との心温まる交流など、野外彫刻展本番では見ることのできない、裏メニュー的な見どころの多い期間です。

関正司《ロッキング・ドール》(photo:yamamoto yousuke)

開催概要
名称:第27回 UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)
会期:2017年10月1日(日)~2017年11月26日(日)
時間:9:00~17:00
会場:ときわミュージアム 緑と花と彫刻の博物館
詳細URL:
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