見たい、知りたい!今月のそれを読む―2019年5月

見たい、知りたい!今月のそれを読む―2019年5月

もうすぐゴールデンウィークがやって来ます!旅行にいく人、お仕事を頑張る人、趣味に打ち込む人などさまざまだと思いますが、みなさんは何をして過ごす予定ですか?

今月もお出かけのヒントになりそうな、編集部おすすめのそれを読むを紹介します。人によっては10連休と長いお休みということもあり、「家族でたのしめる」をテーマにピックアップしてみました。

ムーミン展 THE ART AND THE STORY

愛らしい姿とユーモアあふれる言葉で世界中のファンを魅了する「ムーミン」。六本木の森アーツセンターギャラリーでは、トーべ・ヤンソンが生み出した「ムーミン」の多彩なアートと奥深い物語の魅力を、小説や絵本の挿絵、表紙の原画やスケッチなど約500点の展示品で紹介。

また、原画やスケッチのほか、ムーミンの生まれ故郷のフィンランドにある「ムーミン美術館」から、トーベがムーミン小説を手がける前に描いていたスウェーデン語系の政治風刺雑誌「GARM」の挿絵など、よりすぐりの作品も展示されます。

2019年はフィンランドと日本の外交関係樹立100周年。去る3月には埼玉県の飯能にムーミンバレーパークがオープンするなど、いまあらためて注目を集めるムーミンの世界をのぞいてみてはいかがでしょうか?

会期:2019年4月9日(火)~6月16日(日)
場所:森アーツセンターギャラリー
https://moomin-art.jp/

企画展「水を見る-秘めたるかたちと無限のちから」

愛知県常滑市にあるINAXライブミュージアムでは、私たちが生き、生活を豊かに送る上で欠かせない「水」に関する企画展を開催。私たちは生命を育むとともに、暮らしの中では、料理に使う、さまざまなものを洗う、流すなど、じつに多くの場面で水に触れていますが、その存在が当たり前だからこそ、断水や災害に直面してはじめて水の大切さを思い出します。

ふとした瞬間に水が見せる「かたち」と「ちから」に焦点をあて、その姿の成り立ちを紐解きます。“水を見る”展示装置の体験では、水の流れや滴、波、渦などの美しさに触れ、楽しく感じるためのヒントを紹介。

写真:大川裕弘

写真:大川裕弘

いつも目にしている「水」を新しい視点で見ることで、私たちの身の回りに溢れる水のふしぎな魅力を捉え直す機会になるはず。

会期:2019年4月26日(金)~9月24日(火)
場所:INAXライブミュージアム
https://www.livingculture.lixil/topics/ilm/clayworks/exhibition/post-69/

ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR

展覧会ディレクターにアートディレクターの浅葉克己さんを迎えた、六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催されている「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」。タイトルや展覧会フライヤーからして浅葉ワールドがビシビシ伝わってきます。

各地でさまざまな人々やモノに出会ってきた浅葉さんにとって「ユーモア」とは、コミュニケーションにおける最も大切な感性のひとつだそう。グラフィックデザインを通して人々を楽しませ続けてきた浅葉さんが、ユーモアのシンパシーを感じているデザイナーやアーティストの作品を国内外から一堂に集合させ、自身の活動のインスピレーションのもととなっている資料やファウンド・オブジェとともに展示します。

価値があるとされるもの、価値が未だ見出されていないもの、人がつくったもの、自然の中から生まれたもの…。時代や国を超えた人々の営みから生み出されたユーモアのかたちと表現を一望することで、日常生活の中にある身近なユーモアを見つめ直すきっかけになるかもしれません。凝り固まった頭や発想を打破してくれそうな展覧会です。

会期:2019年3月15日(金)~6月30日(日)
場所:21_21 DESIGN SIGHT
http://www.2121designsight.jp/program/humor/index.html

nendo × Suntory Museum of Art「information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」

佐藤オオキさんが代表を務めるデザインオフィス「nendo」が、サントリー美術館と企画・展示デザインを共同で、日本美術を紹介する展覧会『nendo × Suntory Museum of Art「information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」』を開催します。

佐藤さんはコンセプトとして、『鑑賞者が美術作品を前にしたときに、その作品の背景にある製作過程や作者の意図や想いなどを知ることで生まれる感動と、ただただ理由もなく心が揺さぶられる感動という、2種類の感動があると仮定して、前者を「information(左脳的感動)」、後者を「inspiration(右脳的感動)」と位置づけ、同一の作品に対して2つの異なる鑑賞の仕方を提案することを考えました』と話しています。

このコンセプトのもと、サントリー美術館が所蔵する作品約3,000件の中から27点を選定。「information」と「inspiration」の2つの展示空間の狭間に作品を配置することで「1つの展覧会のようで2つの楽しみかたができる」構成となりました。

会期:2019年4月27日(土)~6月2日(日)
場所:サントリー美術館
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/special/2019_2/index.html

大日本タイポ組合展「文ッ字-いつもの文字もちょッと違ッて見えるかも-」

本、雑誌、ポスター、テレビ、パソコン、スマートフォン、街で見かける看板など、私たちの暮らしは文字であふれています。大日本タイポ組合展「文ッ字-いつもの文字もちょッと違ッて見えるかも-」は、新しい文字の概念や可能性を探り続ける実験的タイポグラフィユニット・大日本タイポ組合による展覧会。

毎日の生活の中でついつい読み流してしまう文字も、目を凝らして見ていくと用途や目的に合わせて選ばれデザインされています。「もっとデザインされた文字の美しさに注目してほしい、文字で遊ぶおもしろさに笑みを浮かべてほしい、発想の豊かさに気づいてほしい」―そんな想いで本展は企画されました。

会期中は初日のオープニングそれを読むを皮切りに、講演会や鼎談、ワークショップなどそれを読むも多数予定。文字っ子にはたまらない企画です!

会期:2019年4月20日(土)~6月30日(日)
場所:町田市民文学館ことばらんど
https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/tenrankai/20190130091130959.html

クレマチスの丘へ ミッフィーに会いに行こう!

静岡県のクレマチスの丘で開催されるディック・ブルーナの2つの展覧会。

ひとつは、ベルナール・ビュフェ美術館の「美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」展。1997年に出版された絵本『うさこちゃん びじゅつかんへいく』の内容に沿い、ベルナール・ビュフェの作品を見ていくというものです。あわせて、モダンアートにも影響を受けたというディック・ブルーナの作品制作の様子も紹介。

もうひとつは、ヴァンジ彫刻庭園美術館「ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展」。ディック・ブルーナが描く「花」と「植物」に焦点を当て、それらが登場する作品が紹介されます。

© Mercis bv

© Mercis bv

2つの展覧会を合わせて観ることで、ディック・ブルーナの表現をより深く知ることができるでしょう。子どもから大人まで、みんなに愛されるミッフィーと一緒に、ブルーナの作品、そしてクレマチスの丘を堪能する機会です。

会期:2019年4月20日(土)~9月29日(日)
場所:クレマチスの丘
https://www.clematis-no-oka.co.jp/event/miffy2019.html

連休が終わる頃には、暦の上では早くも「立夏」です。読者のみなさんにとってリフレッシュできるお休みになりますように!

構成:石田織座(MonitoriPlovdiv) タイトルデザイン:佐伯ゆう子

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