見て・触って・楽しむ、超体感型ミュージアム「魔法の美術館」

見て・触って・楽しむ、超体感型ミュージアム「魔法の美術館」

さいたまスーパーアリーナTOIROにて開催中の「魔法の美術館~Art in Wonderland 光と遊ぶ超体感型ミュージアム~」は、見て、触って、楽しめる、超体感型の展覧会。全国を巡回し、これまでに100万人以上を動員してきた人気企画だ。

メディアアートと呼ばれる作品を中心に構成されている本展は、作品と観客が互いに反応し合うような作品が多く、すべて体感型のもの。美術館というと静かに鑑賞する場合がほとんどだが、「魔法の美術館」は大人も子供も作品と遊びながらアートを楽しむことができる。

参加作家は、第一線で活躍するメディアアーティストばかり。全11組、17作品の中から一部を紹介したい。

SplashDisplay:的場やすし/山野真吾/徳井太郎
発砲スチロールの小さなビーズがたくさんケースに入っており、中を動き回る光にスポンジを当てるとビーズが反応し、舞い上がる。スポンジを当てた時の反応はビーズが少し盛り上がったり、高く吹き出したりとさまざま。

カラフルな的に向かってスポンジを当てると光の粒が吹き出す

カラフルな的に向かってスポンジを当てると光の粒が吹き出す

一気にたくさん吹き出す時もあり、子どもたちの楽しい声がたくさん聞こえていた

一気にたくさん吹き出す時もあり、子どもたちの楽しい声がたくさん聞こえていた

Immersive Shadow / 藤本直明
自分の影と映像が影響しあう不思議な世界。カラフルな水玉が降り注ぐ映像が投影されており、その前に立つと自分の影がスクリーンに映り込む。水玉に触ったり、ヘディングしたりするとその通りに水玉が動き、実際に触れてはいないのに水玉が動くという不思議な体験ができる。

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Tea for Angel / 森脇裕之
何も置かれていないテーブルに手をかざすと、そこにできた影が緑色に光り輝く。普段見落とされがちな影が存在感を持ち始める作品。作者は、LEDなどの光るパーツを用いたインスタレーション作品で知られる森脇氏。

不思議そうに緑色の光を掴もうとする子供たち

不思議そうに緑色の光を掴もうとする子供たち

そのほか、手をかざすだけでピアノの音が鳴る作品や、人が歩くと七色に光る小道など、光や影、音を駆使した作品を体験できる。メディアアートというと少し難しい印象もあるが、純粋に体験して夢中になれる作品ばかり。普通の美術館では飽きてしまう子供たちも、この展覧会では没頭しながらアートに触れることができる。もちろん子供だけでなく大人も、小さい頃に夢見たような魔法の世界を体感できるだろう。期間は8月31日までと、夏休み中開催されている。

「センスピラー / 森脇裕之」円筒形の作品に手をかざすとセンサーが反応し、触れた部分から順に連鎖して光っていく

「センスピラー / 森脇裕之」円筒形の作品に手をかざすとセンサーが反応し、触れた部分から順に連鎖して光っていく

「Dancing Mirror / 松村誠一郎」スクリーンの前で動くと、少し前の動きを記録して音楽に合わせて早送り・巻き戻しで再生する。何気ない動作や仕草がダンスのような動きに変化する

「Dancing Mirror / 松村誠一郎」スクリーンの前で動くと、少し前の動きを記録して音楽に合わせて早送り・巻き戻しで再生する。何気ない動作や仕草がダンスのような動きに変化する

魔法の美術館
会場:TOIRO(さいたまスーパーアリーナ4階)
会期:2015年7月17日(金)~8月31日(月)※会期中無休