本から切り出された彫刻、スー・ブラックウェル 「Dwelling -すみか-」

本から切り出された彫刻、スー・ブラックウェル 「Dwelling -すみか-」

ロンドンを拠点におとぎ話や民話をテーマとしたブック・スカルプチャー(本を素材とした彫刻)を制作するアーティスト、スー・ブラックウェルのアジア初となる個展が銀座のポーラ ミュージアム アネックスで開催されている。

本展では、ガストン・バシュラールの著書「空間の詩学」にインスピレーションを得た「Dwelling -すみか-」をテーマにした11点のブック・スカルプチャーを展示したものだ。

展覧会の様子

展覧会の様子

各作品はテーマである「すみか」のごとく、家の形をしたブースの中に展示されており、「海底2万里」などの冒険小説やアンデルセン童話の「氷姫」、花と植物に関する本、日本のおとぎ話「鶴の恩返し」などさまざまな分野の本が表現されている。

野性の花 No.10 / 2014年(イギリス諸島の野性の花より)

野性の花 No.10 / 2014年(イギリス諸島の野性の花より)

光の六つのしるし / 2014年(光の六つのしるしより)

光の六つのしるし / 2014年(光の六つのしるしより)

スー・ブラックウェルの制作方法は、まずその本を読むことから始まり、読み終えたあとで自身がイメージした世界を表現していくというもの。本をカットし、針金などと組み合わせて本の上に世界を造形していく。一つの作品にかかる制作時間は4週間~6週間だという。

紙を素材としているため、繊細で儚い雰囲気だが同時に強さも感じる。子どもの頃におとぎ話や童話を読んで場面を想像し、わくわくしていた純粋な気持ちを思い出させてくれるような作品たち。日本で展示されている貴重な期間は短い。写真では補いきれない世界を、ぜひ足を運んで確かめてもらいたい。会期は6月14日(日)まで。このレポートでは作品をいくつか抜粋して紹介する。

氷姫 / 2014年(ハンス・クリスチャン・アンデルセン童話集より)

氷姫 / 2014年(ハンス・クリスチャン・アンデルセン童話集より)

氷姫

氷姫

海底2万里 / 2014年

海底2万里 / 2014年

灯台守りの小屋 / 2014年(スウェーデン、Across the Waterより)

灯台守りの小屋 / 2014年(スウェーデン、Across the Waterより)

スノーグース / 2014年

スノーグース / 2014年

各タイトルは、スー・ブラックウェル直筆のもの

各タイトルは、スー・ブラックウェル直筆のもの

作品の近くにはそれぞれの本に対する思いが綴られている

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