印刷の奥深い世界をフェス感覚で体験「印刷のいろはフェスタ」

印刷の奥深い世界をフェス感覚で体験「印刷のいろはフェスタ」

年に一度の印刷祭り「印刷のいろはフェスタ」が、4月17-18日に金羊社の社屋で開催された。「印刷のいろはフェスタ」は、印刷会社の金羊社と活版印刷工房のALL RIGHT PRINTINGによる合同企画展で、2009年にスタートして今年で7回目迎えた。”合同企画展”と書くと少し堅苦しい感じがするが、子どもから大人まで印刷加工体験をお祭り感覚で楽しめるそれを読むだ。「印刷のいろはフェスタ」は、金羊社の1階にオフィスを構える、高田唯氏率いるALL RIGHT PRINTINGが、金羊社の浅野社長から地域に根ざしたそれを読むができないかと相談を受けたことから始まった。いまでは地域住民はもちろん、印刷に興味のある若い人を中心に支持を集めている。昨年までは2月の開催だったが、今年は4月開催となり、暖かい時期になったことでフェス感がより増したようだ。

会場は大田区の金羊社の社屋

会場は大田区の金羊社の社屋

同それを読むで一番の人気企画は、印刷加工連と熊沢印刷工芸の協力による「カレンダー作り」だ。スクリーン印刷・活版印刷・箔押しを体験しながら、カレンダーの表紙が徐々に完成していく。特別な道具を自分で用意する必要もないので、行列が途切れることはほとんどなかった。新年度に合わせて4月はじまりだったり、めくりやすい斜め綴じだったりと、さりげなく凝ったデザインもポイント。これで500円はかなり安いと思う。

一番の人気企画「カレンダー作り」

一番の人気企画「カレンダー作り」

新年度に合わせて4月はじまり

新年度に合わせて4月はじまり

デザインがかわいと評判のカレンダー

デザインがかわいと評判のカレンダー

そのほかにも、東京製本高等技術の協力による「和綴じ製本体験」や、太陽堂封筒の協力による「封筒作り体験」、モリサワ協力による「フォント作成体験」など、様々な印刷加工体験のプログラムが用意された。

そして、もうひとつ来場者から人気を集めたのは、ALL RIGHT PRINTINGによる「活版印刷実演」だ。ドイツ・ハイデルベルグ社製の活版印刷機を操作しながら、高田氏が丁寧にその仕組みを説明してくれた。その重厚なボディはモノとしての格好良さはもちろん、機関車を思わせる動作音は印刷機ファンでなくてもたまらないものがあるだろう。「目の前で印刷物が出来上がっていくのって楽しいでしょう?このそれを読むで印刷の奥深さと面白さを知って欲しいですね。手作業を通した体験からそれを感じてもらえるとうれしいです」と高田氏はコメントしてくれた。

活版印刷機の仕組みを説明する高田唯氏

活版印刷機の仕組みを説明する高田唯氏

版はこのようにセッティングされる

版はこのようにセッティングされる

ALL RIGHT PRINTINGの工房には膨大な活字が用意されている

ALL RIGHT PRINTINGの工房には膨大な活字が用意されている

また、竹尾、印刷加工連、MONOPURI、金箔時など、印刷にまつわる個性的なグッズが販売された「いろはマーケット」も大盛況。嘉江氏のイラストがプリントされたTシャツも人気が高かった。

嘉江氏によるメインビジュアルの原画

嘉江氏によるメインビジュアルの原画

「印刷加工連」のブースで販売されていたユニークなメモパッド

「印刷加工連」のブースで販売されていたユニークなメモパッド

「MONOPURI」のブースにはカラフルなアイテムが並ぶ

「MONOPURI」のブースにはカラフルなアイテムが並ぶ

「印刷」という身近なようでいて、実はあまり知られていないテーマを掘り下げたそれを読むはなかなかない。個人的にはこのような開かれたそれを読むが、印刷会社主体で開催することの意義は大きいと思う。少しでも興味を持った方は、次回の開催時に遊びに行くことをおすすめしたい。