第225回 武井祥平 (エンジニア/研究者)

[桐山登士樹の推薦文]

みんなに頼りにされる武井祥平さん、というイメージが強い。昨年のミラノデザインウィークで、アイシン精機の自動運転をデザイン表現してほしいとTAKTの吉泉聡さんに依頼した際、この時の作品「Visible Motion」を成功に導いた陰の立役者が武井さんだ。プランを実施に移すエンジニアリング(ロボティクス)が武井さんのフィールドである。時に現場に充満する、疲労と焦りの空気を微塵も感じさせない爽やかな人だ。みんながハラハラドキドキしていてもいたって冷静。限られた時間内での調整に焦りはあるだろうが、システム(プログラム)を創り上げた自信なのか最後まで調整に余念がなかった。武井さんが取り組んでいる分野は、これからの産業に欠かすことのできない分野だ。人間の感情や生活をAI化する要素技術に貢献するばかりではなく、AIを活用したコネクテッド、ロボットでのさまざまな可能性を導き出してくれる。11月の富山県美術館の企画展の際にもサポートしていただいたが、終了後は酒と魚のうまさに酔いしれる一面もある。近いうちにまたご一緒したいエンジニアリングクリエイターである。

designディレクター桐山登士樹

桐山登士樹

デザインディレクター

デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。

武井祥平(エンジニア/研究者)

武井祥平(エンジニア/研究者)

1984年岐阜県生まれ。高専で電気工学、大学で認知心理学を専攻。2006~2010年株式会社丹青社。2012年東京大学大学院 情報学環・学際情報学府修士課程修了。同年、クリエイティブスタジオnomena設立。工学的な発想から生み出される独自の空間表現が、さまざまな分野から評価されている。気鋭のアーティストやデザイナーとの共同制作におけるテクニカルディレクションも数多く手がける。受賞歴に、東京大学総長賞(2012)、電気情報通信学会MVE賞(2012)、東京都現代美術館ブルームバーグ・パヴィリオン・プロジェクト公募展グランプリ(2012)、DSA日本空間デザイン賞金賞(2017)、日本サインデザイン協会SDA賞優秀賞(2017)ほか。2016年より科学技術振興機構ERATO川原万有情報網プロジェクト 特任研究員。

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