第159回 クラウディオ・コルッチ (デザイナー)

[桐山登士樹の推薦文]

骨董通りにイデーがあった90年代の中頃、時折見かけていたデザイナーの一人がクラウディオ・コルッチさんだった。コルッチさんのデザインは一目で分かる造形と色彩が特長で、当時のデザインの流れとは一線を画す、感性豊かな家具デザインだったと記憶する。言葉を置き換えるならば生活のデザイン=人々を取り巻く環境が日々変化しても生活の中に欠かすことのできない道具達。故にデザインには、共に寄り添い時に受け入れてくれる、そんなユーモアやウィットが必要であり、コルッチさんはそんなデザインを実践していた。今回、改めてここ数年間の10作を眺めてみると卓越した上手さを感じた。解放されたデザインがモノや空間に充満している。コンビネーションの美しさが際立ち、意味のない遊びをしないプロの仕事で貫かれている。最近は、生まれ故郷のスイスや北京・上海にもオフィスを設立しフィールドを広げているが、同時に東京がホームタウンであり続ける場であるような動きが、日本の産業界・デザイン界には必要だ。

designディレクター桐山登士樹

桐山登士樹

デザインディレクター

デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。

クラウディオ・コルッチ(デザイナー)

クラウディオ・コルッチ(デザイナー)

1965年スイス・ロカルノ生まれ。イタリアとスイスのハーフ。
ジュネーブのデコラティブ・アート校のグラフィック・デザイン科を卒業後、パリのENSCI-les Atelier校にて工業デザイン、その後、交換留学生としてロンドンのキングストン工業大でデザインを学ぶ。1996年より東京をベースに活動。2000年にクラウディオ・コルッチ・デザインを設立。商業空間、ディスプレイ、プロダクト、パッケージ、インスタレーション、アートなど多岐に渡り手掛る。ダイナミックな曲線とカラフルな色使いが織り成す、ユーモア溢れるデザインスタイルに定評がある。

現在、日本、中国、フランス、スイスをベースに、グローバルに活動中。主なクライアントに、HERMÈS、GODIVA、IDÉE、KENWOOD、DOUTOR、Renault、Agnes B等がある。

2011年 上海、北京にオフィスを設立。
2010年 スイス・ジュネーブにオフィスを設立。
2000年 東京とパリにCLAUDIO COLUCCI DESIGNを設立。
1998年 東京にRadi Designers事務所を設立。

出展/受賞:
マイアミ・バーゼルアートフェア、シックアートフェア・パリ、カルティエ財団現代美術館、ミラノサローネ国際家具見本市、ポンピドゥー・センター、MoMAサンフランシスコ近代美術館、Tokyo Designers Week、エルデコ クリエーターズ・オブ・ザ・イヤー2003、メゾン・エ・オブジェ1999 クリエーターズ・オブ・ザ・イヤー受賞 等多数

mail: [email protected]

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