内間安瑆・内間俊子展

内間俊子 「Lady Photographer」 1977年 ボックスアッサンブラージュ 31.0x41.2cm Signed内間俊子 「Lady Photographer」 1977年 ボックスアッサンブラージュ 31.0x41.2cm Signed

内間安瑆は1921年アメリカに生まれる。苗字からわかるように父と母は沖縄からの移民だ。1940年日本に留学、戦時中は帰米せず、早稲田大学で建築を学ぶ。戦後は、通訳として進駐軍の将校たちを日本の画家のところに案内したのを機に、創作版画の恩地孝四郎に巡り逢い油彩から木版画に転じた。1954年デモクラート美術家協会の青原俊子と結婚。1955年東京・養清堂画廊で木版画による初個展を開催。1959年妻の俊子と息子をともない帰米、以降ニューヨーク在住。

日米2つの祖国をもった内間安瑆は、浮世絵の伝統技法を深化させ「色面織り」と自ら呼んだ独自の技法を確立し、伝統的な手摺りで45度摺を重ねた『森の屏風 Forest Byobu』連作を生み出す。現代感覚にあふれた瑞々しい木版画は、これからさらに評価されるに違いない。

内間俊子は1928年大連洋画研究所で石膏デッサンと油彩を学び、1937年に大連弥生女学校を、1939年には神戸女学院専門部本科を卒業。帰国後、小磯良平に師事する。1959年夫の内間安瑆と渡米後はニューヨークに定住し、制作を続ける。1966年頃から、古い木片や石などを封印したボックス型のアッサンブラージュやコラージュの制作に取り組み、全米各地の展覧会や日本での個展での発表を続けた。1982年には内間安瑆が脳出血で倒れ、内間俊子は体の自由を失った夫を18年間にわたり献身的に看病する。

介護をしながらの限られた時間の中でも制作は続けられた。作品は「夢、希望、思い出」をテーマにしたものが多く、日常の「モノ」たちの組み合わせから内間俊子の人生の記録が表現されている。2000年5月9日安瑆が79歳の生涯を静かに終えると、その後を追うが如く、同年12月18日ニューヨークで死去された。

本展では、内間安瑆の油彩、版画作品と内間俊子のコラージュ、箱オブジェ作品など合わせて約20点を観ることができる。

開催期間 2018/07/17(火)~2018/08/10(金)
時間 11:00~19:00
休館日 日曜日、月曜日、祝日
入場料 無料
参加アーティスト 内間安瑆、内間俊子
会場
  • ときの忘れもの
  • 東京都文京区本駒込5-4-1 LAS CASAS
会場電話番号 03-6902-9530
会場URL