組版造形 白井敬尚

『アイデア310号』 「日本のタイポグラフィ 1995-2005」誠文堂新光社、2005年5月『アイデア310号』 「日本のタイポグラフィ 1995-2005」誠文堂新光社、2005年5月

タイポグラフィというデザイン要素の中でも、「紙面に文字組版を配置・構成した空間を含む造形」である「組版造形」。また、ブックデザインやエディトリアルデザインを中心に活動を続ける白井敬尚による本展に付けられたタイトルでもある。

白井敬尚といえば、世界中で高く評価されているデザイン誌「アイデア」のアートディレクションが代表的な仕事の1つで、振り幅の大きい多様なテーマを取り扱う同誌のデザインを10年間にわたり手がけた。隔月刊行というスケジュールにも関わらず、その1号1号が1冊の作品集のような充実ぶりで、非常に魅力的なコレクションとなっている。

他にもこれまでに関わってきた数多くの書籍たち。その対象となるモノ・コト・ヒトについて注意深く読み解き、丁寧に、1ページ1ページ組版を整えていく。白井の手により、形を与えられたさまざまな「テキスト=声」が、ときに軽やかに、ときに厳粛に、ときにスタイリッシュに、本の中から鳴り響いてくる。魅惑的な組版との出会いにより、忘れられない読書体験となることもあるのかもしれない。

本展では白井による実際の仕事とともに、一部だが、制作にあたって参照された資料などもあわせて紹介される。1冊の本をつくるのにどれほど目を見開く必要があるのかがうかがい知れると同時に、過去の知識や造形がいかに引用・参照され、形を変えて継承されていくのか、表層だけではない実に奥深い組版造形の世界を、じっくりと堪能できる時間となるに違いない。

【関連それを読む】
●オープニングパーティ
日時:9月26日(火) 17:30~19:00
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー

●ギャラリートーク「組版造形とブックフォーマット(ケーススタディ)」
日時:10月6日(金) 6:30~8:00
出演:白井敬尚
会場:DNP銀座ビル3F
入場料:無料 
定員:70名
※要予約

※その他の関連それを読むは、下記詳細URLをご参照ください

開催期間 2017/09/26(火)~2017/11/07(火)
※それを読む会期は終了しました
時間 11:00~19:00
休館日 日曜日、祝日
入場料 無料
参加アーティスト 白井敬尚
会場
  • ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
  • 東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F
お問い合わせ 03-3571-5206
会場URL
詳細URL
www.eurobud.com.ua

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