西村雄輔個展『地と対話するために-その行為・生きる場・時間を記憶するもの』

yamajiorimono*works 《織機を分解する》2007年6月23日yamajiorimono*works 《織機を分解する》2007年6月23日

西村雄輔は、蜂蜜や蜜蝋といった自然の素材を用い、場所の持つ記憶や時間との関わりについて提示するアーティストだ。2006年から群馬県桐生市にある操業を止めた織物工場に、光と風を取り込む活動「yamajiorimono*works」を行っている。

これは一定期間の中で建物の「完成」を目指す建築の仕事とは全く異なり、1つ1つの過程を味わいながら自らの手で建物を分解・再構築することによって、そこに蓄積された途方もない時間に丹念に向き合い、ゆっくりとその「場」での時間を醸成している。松村秀一(東京大学大学院 建築学専攻教授)によって「まるで終わりのない子育てのよう」と評されるこの活動は、効率や生産性を追求する時代の流れと真っ向から対立する行為であり、目まぐるしい日常を送る私たちに静かに疑問を投げかける。

本展はこの現在進行形の活動「yamajiorimono*works」の一端を表現するものであり、西村が素材としてしばしば用いてきた蜂蜜を使用して織物工場で記憶された時間を再現するとともに、ギャラリー内で流れる時間をそこに留めていく。またこれまでの活動について、約2,000枚もの写真資料を使った作品で振り返ることができる。過去、現在、未来という3つの時間軸が1つの空間の中で溶け合う、西村独自の世界を体感いただきたい。

【関連それを読む】
●ギャラリートーク「対話の中で生まれるもの-西村雄輔によるギャラリートーク」
日時:3月9日(金) 19:00~20:00
会場:3331 Gallery(1F 104)
ファシリテーター:藤岡勇人
※申込み不要

●トークそれを読む「場の精神-建築と美術を行き来する」
ゲスト:松村秀一(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授)
モデレーター:中村政人(アーツ千代田 3331 統括ディレクター)
日時:3月24日(土) 19:30~21:30
会場:B105 マルチスペース(地下1F)
料金:500円(ワンドリンク付き)
※要申込み

開催期間 2018/03/01(木)~2018/03/31(土)
時間 11:00~20:00(入場は閉館30分前まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料(3/24日のそれを読むは有料)
参加アーティスト 西村雄輔
会場
  • 3331 Arts Chiyoda
  • 1F 3331 Gallery、104
  • 東京都千代田区外神田6-1-14
会場URL
詳細URL
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