マイク・ケリー展 デイ・イズ・ダーン

ファーム・ガール 課外活動 再構成 #9  2004-2005年Art © Mike Kelley Foundation for the Arts. All rights reserved/Licensed by VAGA, New York, NYファーム・ガール 課外活動 再構成 #9  2004-2005年
Art © Mike Kelley Foundation for the Arts. All rights reserved/Licensed by VAGA, New York, NY

マイク・ケリー(1954-2012)は、アメリカの大衆文化を通じて、社会の奥深くに潜むさまざまな問題点をあぶり出し、それらをアートのフィールドに持ち込んだ、現代アートの最も重要なアーティストの1人だ。1世代前にポップアートの旗手として華やかに登場したアンディ・ウォーホルが表のスターだとすると、マイク・ケリーは裏の帝王だろう。階級やジェンダーなどのマイノリティに対する差別、トラウマや暴力、性などを題材に痛烈な皮肉やユーモアを交え、作品として発表し続けた。

ワタリウム美術館では本展を皮切りに、マイク・ケリーのさまざまな作品を複数回の展覧会としてまとめて紹介していく計画だ。まず「Day is Done」という高校時代の「課外活動」の様子を写したモノクロ写真の再生の中で、映像やインスタレーション、写真作品へと広がっていった大作が展示される。ヴァンパイア、田舎者、ハロウィンの祭り、不機嫌な悪魔などを登場させ、ダンスや音楽、シナリオテキストなどすべてをマイク・ケリー自身がディレクトしている。

そのほか、マイク・ケリーのルーツであるアイルランドの神話から、四つ葉のクローバーとそれが表す幸運というモチーフをアイロニカルに表現した「Pansy Metal/Clobered Hoof(1989/2009)」など、異なる時代の3シリーズが展示される。世界から届く不自然なニュースを見るとき、真実が社会の奥深くに隠されて、まるですべてが見えない糸で操られているような気配を感じることはないだろうか。マイク・ケリーは文化でさえも何かに支配され、その皮を引きはがすことこそが自身の役目だと語っていた。そうだとすると、本展は「自由のための見世物小屋」だろうか。作品の中の怪しい登場人物に隠されたマイク・ケリーの願いを覗いてほしい。

開催期間 2018/01/08(月)~2018/03/31(土)
時間 11:00~19:00(水曜日は21:00まで)
休館日 月曜日(ただし、2/12は開館)
入場料 大人1,000円/学生(25歳以下)800円/小・中学生500円/70歳以上の方700円
参加アーティスト マイク・ケリー
会場
  • ワタリウム美術館
  • 2F、3F、4F
  • 東京都渋谷区神宮前3-7-6
会場電話番号 03-3402-3001
会場URL
詳細URL
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