言語と美術-平出隆と美術家たち

ドナルド・エヴァンズ 《Domino, 1934. Domino》1974 年 個人蔵 ©The Estate of Donald Charles Evans Photo: Kenji Takahashiドナルド・エヴァンズ 《Domino, 1934. Domino》1974 年 個人蔵 ©The Estate of Donald Charles Evans
Photo: Kenji Takahashi

詩人・平出隆は、数々の詩集を世に問うとともに、各国語に翻訳され国際的なベストセラーとなった小説『猫の客』で広く知られている。また、2015年DIC川村記念美術館での講演「コーネルとその数式」は、DIC川村記念美術館所蔵のコーネル作品に対する独自の解釈として好評を博した。

近年は執筆にとどまらず、本そのもののあり方を探究しながら、封筒入りで手紙のように読者に直接届けられる『via wwalnuts 叢書』、自身の著作にまつわる写真を使ってデザインし印刷するポストカードのプロジェクト『private print postcard』といった、最小限の形態による出版物を手がけている。これらはいずれも、国内外の重要な美術家たちとの深い対話から生み出されたアイデアの実践といえる。

本展は平出による観点から、「言語」と「美術」が鋭く交差するところに生まれる「対話」の多様な形態に注目し、DIC川村記念美術館の収集作家を含む美術家たちについて、作品に関わる言葉や出版物などとともに新たな光を当てることを目指すものだ。出品作品はジョゼフ・コーネル、ドナルド・エヴァンズ、加納光於、河原温、中西夏之、奈良原一高、岡崎和郎、瀧口修造、若林奮など。同時に、コレクション展示室において関連作品も観ることができる。

言葉が造形性をともないながら拡散してゆく平出独自の概念「空中の本」を踏まえた会場構成は、建築家の青木淳が担当。全長約12mのアクリルと鉄でつくられた「透明梁」を用い、詩人と美術家たちが、あるいは言葉と形象が重力から解き放たれて交差する空間が現出する。

【関連それを読む】
●トークそれを読む(1)
平出隆×青木淳(建築家)
日時:10月13日(土) 13:30~-15:00
定員:50名
料金:入館料のみ
※要予約

※そのほかの関連それを読むは、公式サイトをご覧ください。

開催期間 2018/10/06(土)~2019/01/14(月)
時間 9:30~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(10/8、12/24、2019/1/14は開館)、10/9、年末年始(12/25~2019/1/1)
入場料 一般1,300円/学生・65歳以上1,100円/小中高600円
参加アーティスト 平出隆、ジョゼフ・コーネル、ドナルド・エヴァンズ、加納光於、河原温、中西夏之、奈良原一高、岡崎和郎、瀧口修造、若林奮 他
会場
  • DIC川村記念美術館
  • 千葉県佐倉市坂戸631
お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
会場URL