没後50年 藤田嗣治 本のしごと

文字を装う絵の世界

没後50年 藤田嗣治 本のしごと

2018年は、藤田嗣治の没後50年にあたる。これを記念してベルナール・ビュフェ美術館では、藤田の画業の中でも挿絵を中心に紹介する展覧会「没後50年 藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界」が開催される。

フランスで画家としての地位を確立した藤田は、絵画だけでなく挿絵本の仕事にも積極的に取り組んだ。ヨーロッパでは挿絵本の歴史は古く、書物としてだけでなく芸術作品としての価値も有していた。特に19世紀後半から20世紀にかけて、希少性の高い挿絵本は愛書家たちの収集対象となっていた。藤田がパリに渡った当時のヨーロッパは挿絵本の興隆の時代であり、ピカソやシャガールら芸術家たちが挿絵や装丁を手がけた本が次々と出版され、その人気は高まる一方だった。1919年、藤田嗣治は初めての挿絵本『詩数篇』を手がけ、1920年代には30冊以上の挿絵本がフランスで出版された。すでに挿絵を手がけていた他の画家たちをも凌駕するこの仕事量は、当時のフランスでの藤田の人気を反映したものであると同時に、藤田自身が挿絵本の世界に魅せられていたことを物語っている。画家は生涯を通じて100冊を超える「本のしごと」に携わった。

本展では、戦前のフランスで発行された藤田の挿絵本、1930年代から40年代の日本での出版に関わる仕事、1950年にフランスに移住してからの大型豪華本の挿絵などの「本のしごと」を中心に、絵画や版画といった「絵のしごと」、さらには藤田が友人に送ったハガキや絵手紙、手づくりのおもちゃ、陶芸作品なども同時に展示され、藤田の幅広い制作活動が紹介される。

【会期】
前期:2018年6月23日(土)~8月21日(火)
後期:2018年8月23日(木)~10月30日(火)

開催期間 2018/06/23(土)~2018/10/30(火)
時間 10:00~18:00(9・10月は17:00まで/いずれも入館は閉館30分前まで)
休館日 水曜日(ただし、祝日はその翌日、8/15は開館)
入場料 大人1,000円/高・大学生500円/中学生以下無料
参加アーティスト 藤田嗣治
会場
  • ベルナール・ビュフェ美術館
  • 静岡県長泉町クレマチスの丘515-57
会場電話番号 055-986-1300
会場URL
詳細URL
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