「Cleansui Knows Japanese Crafts」第2弾、クラフトマンの技術が詰まった「ガラス」でつくった浄水器

「Cleansui Knows Japanese Crafts」第2弾、クラフトマンの技術が詰まった「ガラス」でつくった浄水器

ランドスケーププロダクツが携わる仕事や人を紹介するコラムの第4回目。今回は、三菱レイヨン・クリンスイ株式会社が日本のクラフトマンと取り組むプロジェクト「Cleansui Knows Japanese Crafts」についてご紹介します。

世界に誇れる浄水技術をもつ「クリンスイ」が、豊富な知識と優れた技巧で温かさや実用性を暮らしにあたえるクラフトマンたちと協業し、「キレイな水が当たり前にある生活のための道具を考える」プロジェクト、それが「Cleansui Knows Japanese Crafts」です。

本プロジェクトには、人が生きていく上でより水が重要になっていく未来を見据え、「いつでも安心してキレイな水が飲める」幸せのある暮らしの創造と、今、そしてこれからの暮らしにどう馴染むかたちで届けられるのか、という理念、使命があります。

ランドスケーププロダクツは、ディレクター・福田春美さんにお誘いいただき、プロジェクト発足時から参加しています。クラフトのもつ温かさと、「クリンスイ」のプロダクトの精密さを同居させたものづくりを根底に、プロダクトディレクションを担当しています。2017年1月に発売されたプロジェクト第1弾は、「NOTA&Design」の加藤駿介さんにご参加いただき、「信楽焼」で浄水器をつくりました。

信楽の伝統の釉薬や形、技法を現代の生活に馴染むように再解釈して制作された陶器のサーバーに、クリンスイの中空糸膜フィルターを搭載した浄水カートリッジを入れる。本プロジェクトならではの掛け合わせによって、伝統と革新のバランスがとれたクラフトマンシップのおもむきと、最先端の技術と質を追求するメーカーの姿勢とが一体になった「信楽焼浄水器」ができ上がりました。

そして、第2弾となる「ガラス」でつくった浄水器が2018年4月25日にローンチしました。透き通った美しいガラス素材で、フレッシュな水を楽しめるクリーンな印象の浄水器です。第1弾は、固定の場所にレイアウトするのに適したプロダクトでしたが、今回は使いたいシーンでその都度浄水してフレキシブルに使えるものにもなっています。

第2弾でご一緒したクラフトマンは、耐熱ガラスの硝子工房「クラフト・ユー」を主宰する徳間保則さん。徳間さんは、理化学の実験道具や医療器、産業プラントなどに用いられるホウケイ酸ガラスを素材に、機能とデザイン性を追求した生活用品をつくり続け、バーナーワークというジャンルの工芸を築き上げられました。本プロダクトも、パーツのひとつひとつをバーナーで熱し、人の目で判断して成形する、クラフト感のあるプロダクトをつくり上げていただきました。

バーナーワークでできることと、自分たちが希望するフォルムのすり合わせを綿密に行うことに約1年。同時に、浄水器のもつ基準をクリアするために関係各所との対話にも多くの時間をかけ、まさにチームが一体となり、技術と日本のクラフトを知るとても素晴らしい制作期間となりました。

第2弾は「」と「」で発売中です。

ランドスケーププロダクツはこれからも、人、物、事を通じ、想像と対話を重ねていきながら、より良い景色づくりに励んでいきたいと思っています。

撮影:森本菜穂子 テキスト:井上知子(Landscape Products)

Landscape Products

Landscape Products(デザインチーム)

1997年に中原慎一郎を中心に結成。1940年~60年代の古き良きデザインをルーツに、新しいものづくりを目指すデザインチーム。2000年12月にオリジナル家具、雑貨を製造販売するインテリアショップ「プレイマウンテン」を神宮前にオープン(後に千駄ヶ谷に移転)。独自のモダンなスタイルで家具のみならず住宅やオフィス、店舗のデザイン、そしてカフェ「Tas Yard」、コーヒースタンド「BE A GOOD NEIGHBOR COFFEE KIOSK」、ヴェトナム麺食道「Pho 321 Noodle bar」を同じく千駄ヶ谷にて営業中。