DENSAN

DENSAN

一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会は、100年以上続く全国の伝統工芸品230か所を認定し、支援している協会です。

メイン展示会場は、GALLERIA

メイン展示会場は、GALLERIA

5~6年ほど前、後継者問題や伝統工芸品産業自体の衰退、海外品との混乱などの問題が山積しており、そのひとつの打開策として海外販路の開拓が取り上げられました。海外のいくつかの見本市を調査・検討し、フランクフルトで開催されていた大量消費材見本市「ambiente(アンビエンテ)」に出ることになりました。2014年がちょうど日本を取り上げる「JAPAN YEAR」ということも後押ししました。しかし、協会の名前では長すぎて海外では特に覚えきれません。そこで「DENSAN」と呼ぶことを提案いたしました。もちろん反対意見もありましたが、最終的には経産省伝産室、協会、外部関係者との会合で「DENSAN— JAPAN TRADITIONAL CRAFTS」とすることで決着しました。

出展社の商材で構成したテーブルセッティング

出展社の商材で構成したテーブルセッティング

「ambiente」に出ることになり、どんな展開にすべきか正直悩みました。突然日本様式を全面に並べて「買ってください!」と言っても違和感があります。そこで初年度は、工芸作家や伝統工芸士によるアートピース作品の展示を行いました。その、伝承され、高められた技こそが日本の伝統工芸の強さ(Core competence)であり、自信を持って誇れる美しさでした。こうした初年度の展示はバイイングはされませんでしたが、世界の目利き(クラスバイヤー、メディア)たちを驚かさせました。技=クオリティーの高さに驚嘆したのです。

あれから5年、伝統工芸は世界で高まる日本への関心、手工芸(クラフト)の再認識により、関心が急速に高まってきました。同質的なインダストリーへの消費疲労も背景にあります。展示会は3年間出展しないとバイヤーの目にとまらないと言われますが、一昨年あたりからバイイングがされはじめ、受注件数も増えています。また、「ambiente」は欧州で開催されている同様の展示会ではうまくライフスタイルの変化に対応しています。その一端は「trends」というブースにみることができます。年々「DENSAN」の存在感はましています。併せて、産地のモノづくりの工程を映像化してもらいました。この映像を欲しいという方、どこで見れるのかという問い合わせが非常に多いです。

株式会社二葉の東京染小紋、渡文株式会社の西陣織

株式会社二葉の東京染小紋、渡文株式会社の西陣織

有限会社モメンタムファクトリー・Oriliの高岡銅器、株式会社うるしアートはりやの山中漆器、広島筆産業株式会社の熊野筆

有限会社モメンタムファクトリー・Oriliの高岡銅器、株式会社うるしアートはりやの山中漆器、広島筆産業株式会社の熊野筆

広島筆産業の熊野筆の絶妙な筆タッチに興味津々

広島筆産業の熊野筆の絶妙な筆タッチに興味津々

これからの課題は、他国の生活スタイルを学び、彼らの生活様式に合ったものを提案できるようになったら受注件数はさらに増えるでしょう(日本の様式やサイズを押しつけるのはダメです)。また、海外ブランドとのコラボレーションなど、新たなスキームも必要です。5年間「DENSAN」のブランディングを担当し、やっと目が出始めたこの流れをさらに高め、日本の伝統工芸を持続的なものにプロデュースしていきたいと思っています。

designディレクター桐山登士樹

桐山登士樹(デザインディレクター)

株式会社TRUNKディレクター、富山県総合デザインセンター所長、富山県美術館副館長。

30年に渡ってデザインの可能性を探り、さまざまな基盤や領域の活動を実践。特に1993年から今日まで「富山県総合デザインセンター」で地域のデザイン振興に携わり、商品化を前提とした「とやまデザインコンペティション」の企画・実施。地域の資産を生かした「幸のこわけ」の企画・商品化で成果を創出。

これまで、YCSデザインライブラリーや富山県総合デザインセンターなどのインフラ整備に参画。展覧会では「ニューヨーク近代美術館巡回 現代デザインに見る素材の変容(1996)」「イタリアデザインの巨匠/アキッレ・カスティリオーニ展(1988)」「日蘭交流 400周年記念 DROOG & DUTCH DESIGN展(2000)」「イタリアと日本 生活のデザイン展(2001)」「80歳現役デザイナー長大作展(2001)」他多数。ミラノデザインウィークでは2005年よりレクサス、キヤノン(エリータデザインアワード2011グランプリ受賞)、アイシン精機(Milano Design Award 2016 Best Engagement by IED受賞)、セイコーウォッチ「THE FLOW OF TIME」を総合プロデュース(2018)。メゾン・エ・オブシェでは、JETRO広報ブース「Japan Style」、伝産協会の海外販路プロデューサーを担う。「2015年ミラノ国際博覧会」日本館広報・行催事プロデューサー(金賞受賞)。共書「ニッポンのデザイナー100人」(朝日新聞社)。経済産業省「世界が驚く日本2016」研究会座長ほか。

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