第5回:カードボードキャッスル「熊本城」

第5回:カードボードキャッスル「熊本城」

今回ご紹介するのは、ダンボールをパーツごとに切り離して組み立てるとお城が完成する、組み立てキット カードボードキャッスル「熊本城」です。

富山県のダンボール製造会社「」が、本業であるダンボールを通して、熊本地震と熊本城復活のサポートをするために始めたプロジェクト「」。

専用Webサイトから募金をしてみると、早速キットが送られてきました。中には、厚さ約1mm、縦150×横100mmのダンボールシート4枚と解説書が入っています。レーザーカットされたパーツをシートから切り離し、解説書にしたがって組み立ていくと、30分くらいで熊本城が完成しました。

お城の大きさは、縦横80mm角×高さ87mmで、ちょうど手のひらに乗るくらいのサイズ。糊やカッターは一切使わずに、切り取ったパーツを穴にプスプスと刺していくだけで、かなりリアルなお城の模型ができあがります。素材がダンボールなので耐久性もあり、紙製のプラモデルのようです。

わずか4枚のダンボールで、熊本城がリアルに再現されているのがすごい!と思い、サクラパックスに問い合わせしたところ、ダンボールの企画設計製造会社「」の組み立てキットを一部変更し、今回の復興支援モデルを作成しているとのこと。パーツのレーザーカットはhacomoで行い、キットを入れる包装材のデザインと販売促進のそれを読む企画をサクラパックスで担当。両社の技術を活かしたプロジェクトです。

hacomoの担当者にうかがったところ、限られた寸法の中で糊を使わずに簡単にパーツを差し込めるよう設計するのに苦心したとのこと。お城のリアリティーを出しつつ、かわいらしさのバランスを実現させるために何回も微調整を加えて完成させたそうです。

リアリティーを追求すると、パーツが細かくなったり、シートに収まらなくなったりするので、製造コストとの兼ね合いが難しかったのではないかと思います。お城をただ縮小すればいいわけではなく、組み立てたときのミニチュア的な「かわいさ」も必要なんですね。小さいサイズの中でいかに世界観を再現するか?というのが模型設計の難しさでもあり、醍醐味。模型好きも納得の仕上がりです。

募金は下記特設サイトからクレジットカード決済で受付中。キットは1個2,000円で、売り上げは熊本城復活のために全額寄付されます。

熊本城 組み建て募金

(写真提供:サクラパックス)

宮後優子(グラフィック社)

宮後優子(編集者/Book&Designディレクター)

宮後優子(みやご・ゆうこ)
編集者/Book&Designディレクター。東京藝術大学で美学美術史を学んだ後、出版社の編集者に。デザイン専門誌『デザインの現場』編集長を経て、文字デザイン専門誌『Typography』を創刊。デザイン書編集者として20年近く活動。デザイン関係の雑誌・書籍・ウェブサイトの編集のほか、それを読むやワークショップなどの企画・運営を行う。

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